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巫女さんえにしさま 073

「あのねえ、少なくともそこまでまだ慣れてないの」 花火の頭にゲンコツが降っていた。 場所は森宮家の風呂場前、脱衣所。ひとまずバスタオルを巻いた優樹が仁王立ちし、花火が正座で反省。「だってぇ……」 花火曰く、ただ流しっこがしたかっただけだそうで。とはいえ、優樹はまだ花火を好きになったばかりで、あまりにも意識しすぎてしまうのである。 元から

【いちくらアドカレ】ひとり論・ふたり論【1日目】

いちくらアドベントカレンダーはトップバッター、1日目。 主催のうらひとです。 0. アドベントカレンダーについて アドベントカレンダーは、元ネタは海外のクリスマスのお祝いの1つで、簡単に言えば、クリスマスのお祝い用の日めくりカレンダーのようなものですね。毎日小さな引き出しを開けていき、クリスマスの日を待つという文化があるそうです。 そして日本

500文字キャラメイク 001

#500文字キャラメイク黒宮 美桜(くろみや みおう)(1XXX)齢千年を超える九尾の妖狐。よく桜の木の下で酒盛りをしているが、かなり強い。見た目は女性だが、男も女も構わず宴席に誘う。手を出そうものなら、永遠に結界の中で彷徨うことになる。勝ち気であっけらかんとした性格。肩だしでさらしも巻いている。空いている背中に桜の入れ墨。桜の枝に乗って見下ろし

ふたりオムニバス 001

外に連れ出すと呉服屋の箱入り娘が誘われたのは、ヴァイオリンケースを持った女性。箱入り娘の方も、別にただ大人しいわけではなく、むしろ近所の男の子と混ざって遊ぶような性格だ。それでも、遠出することなど、夢のまた夢だった。数日後、ふたりは電車に揺られていた。フリー切符を手にしたふたり。女性はボックスシートの向かい側で外を静かに眺めている

いちくらワンライ 025

お題「これからどうする?」/帰る場所夢を見た。兄の遺影の前で泣く、自分の夢。フラッシュバックした「自分」の記憶では、震える手で自らに手を掛け、兄が崩れ落ちる姿。墓前に掛けられた遺影。彫られた名前にはもう一つ、見覚えのある名前。楠 流海楠 創家族からは、骨が戻っただけでも、と慰められていた。せっかく先に名前だけでも結婚したのだから、と同